【SVs13】天頂カイリュードヒド【最終38位/レート2117】

並び↑

 

 

 

結果

TN:Zenith 最終38位レート2117

 

TN:Reverse Mode 最高210x 最終294位レート2008

 

TN:あおさん 最終274位レート2010

 

 

 

構築経緯

カイリュー+ドヒドイデ」の並びが相性補完に優れており

・「毒+高火力先制技」でのスイープ、崩しに対する切り返し性能

・アンコールによる身代わり積み耐性

・「毒+マルチスケイル」での耐久

などの多くのシナジーがあると考え、この2体から構築を組み始めた。

残りのポケモンを決める上で、軸の2匹で安定しないサーフゴーに隙を見せすぎないこと、ドヒドイデを見て初手に出てくる挑発や電磁波のブーストエナジーハバタクカミに対面有利なポケモンを複数体組み込むこと、鋼テラスカイリューの処理ルートを複数用意することが必要であると考えた。

 

上記を踏まえ3枠目に突撃チョッキランドロスを採用。

岩石封じとフェアリーテラバーストを両採用することで、s操作をしながらカイリューを処理することができる。

高火力の地面技持ちに対して「カイリュー+ドヒドイデ」の選出を強制されない点も評価。

 

次に対策必須である「キョジオーン+カイリュー+オーガポン」の並びや受けループなどに対して、ある程度の汎用性を保ちつつ崩しを狙うことができるポケモンを探した。

そこで過去に自分が使っていた「鉢巻悪ウーラオス+隠密サーフゴー」の並びを試したところ高い勝率を保つことができたので、この2体を4,5枠目に採用。

またこれらは「カイリュー+ドヒドイデ」と最低限の相性補完もあるため、強力な崩し枠でありながらサイクルパーツとしても選出することができる。

 

ここまでで、スタンパによく採用されている崩し枠である電気テラスパオジアンや挑発竈オーガポンなどに対して、初手からかなり厳しい展開を強いられることが多かったので、これらが入る構築であるガチグマなどが同居するBIG6に初手投げするポケモンとして、耐久にかなり努力値を割いた眼鏡イーユイを採用。

 

構築が完成した。

 

 

 

個体紹介

カイリュー@厚底ブーツ

特性:マルチスケイル

性格:意地っ張り

テラスタイプ:ノーマル

実数値:197(244)-204(252)-116(4)-*-121(4)-101(4)

技構成:羽休め アンコール 地震 神速

 

普通のカイリュードヒドイデと組み合わせることでその性能を遺憾なく発揮する。

ドヒドイデが苦手とする身代わり持ちに「アンコール」を絡めて抗うことができるのが強力であり、特にオーガポンに対しては身代わりのターンにカイリューを投げ、剣の舞を制限する立ち回りが非常に刺さった。

受けが困難な赫月ガチグマには、ドヒドイデで毒を入れた後に羽休めで耐久することで処理することが可能で、マルチスケイルを貫通してくる瞑想をアンコールで咎めることができる。

地震は毒が効かない鋼や毒への打点となり、相手のディンルーやガチグマの毒テラスタル裏目になるため強力だった。また言わずもがな神速との補完も取れている。

単体としての性能が非常に高く使いやすいポケモンであった。

 

 

ドヒドイデ@食べ残し

特性:再生力

性格:図太い

テラスタイプ:フェアリー

実数値:157(252)-*-220(220)-73-167(36)-55

技構成:自己再生 トーチカ 毒毒 黒い霧

HD…特化ガチグマのテラスブラッドムーン確定耐え

 

カイリューが苦手な氷やフェアリーの一貫を切りながら毒での削りができるポケモン

ドラゴン技の一貫を切るため、またウーラオスに対して選出したときに一撃の型にも対応するためにテラスタイプはフェアリー。

非常に数が多かった鋼テラススケイルショットカイリューに対しては毒を通すことができず、フェアリーテラスタルを使ってもアイアンヘッドで押し切られてしまうためただの起点になってしまうと思っていたが、「黒い霧」を連打することでスケイルショットと龍の舞によるs上昇を止めることができ、後述するイーユイやランドロス、ウーラオスでの処理が安定する。そのため今期はサイクル下でカイリューをいなしながら、数的有利を維持したり裏のポケモンを確認したりすることを強く意識した立ち回りをすることが多かった。

また「黒い霧」による積み耐性と「自己再生+トーチカ」による耐久性能は健在で、身代わり瞑想ハバタクカミや身代わりウーラオス、メテオビームテツノドクガなどに対してはTODが間に合うため、今期は「黒い霧」を絡めた詰め性能、TOD性能の高さを再認識したシーズンとなった。

このポケモンはサイクル下で余裕のある対面、引きが読める盤面での自身の圧力を生かした毒毒が非常に強力であると考えているため、即負けに繋がらない場面では積極的に毒を押していた。

 

 

イーユイ@拘り眼鏡

特性:災いの玉

性格:控えめ

テラスタイプ:ゴースト

実数値:159(228)-*-114(108)-191(148)-141(4)-123(20)

技構成:オーバーヒート 悪の波動 火炎放射 サイコキネシス

HB:特化パオジアンの珠電気テラバースト確定耐え

 陽気パオジアンの聖なる剣が18.75%

 陽気オーガポンの+1テラス蔦棍棒ステロ込み最高乱数切り耐え

 特化+1オーガポンの岩石封じ最高乱数切り耐え

 特化カイリュー地震最高乱数切り耐え

C:オーバーヒートでh振りチョッキガチグマ確定1発

HD:特化ハバタクカミのパワージェム確定耐え

 特化サーフゴーのテラスゴールドラッシュ2耐え

S:準速キノガッサ抜き

 

最強のラストピース。

基本的に初手に投げて荒らすことが多く、崩し特化のパオジアンやオーガポンと対面させることが多かった。

本構築に対して初手に出てくるポケモンは、挑発ハバタクカミ、珠オボンの電気テラスパオジアン、挑発オーガポンなどドヒドイデによる毒菱展開を止める、または起点にして一気に崩していくような型ばかりだったので合法的に突っ込むことができ、非常に安定して処理することができた。

零度パオジアンには襷で耐えられてしまうが、試行回数を減らすという意味では初手で襷まで削るのは有効な対抗手段であると考える。

 

 

ランドロス@突撃チョッキ

特性:威嚇

性格:意地っ張り

テラスタイプ:フェアリー

実数値:189(196)-198(116)-111(4)-*-117(132)-119(60)

技構成:地震 テラバースト 岩石封じ 蜻蛉返り

A:11n

HD:特化ハバタクカミの眼鏡シャドーボール2耐え

 特化赫月ガチグマの「ブラッドムーン+ハイパーボイス+真空波」を96.6%耐え

S:-1最速オーガポン抜き

 

ドヒドイデと組み合わせることで相手のカイリューにかなり安定するため、鋼カイリューに対して威嚇を絡めて最低限のサイクルを回すのが強かった。

火力があるため少ない体力のポケモンを蜻蛉返りで縛れることが多く、カイリュー引きと居座りに両対応することができる。

カイリューやトドロクツキに対してフェアリーテラバーストによる奇襲が有効であり、岩石封じのs操作と組み合わせて立ち回りの幅が広がった。

また構築で唯一の地面枠であり、ボルトチェンジや電磁波の一貫を切ることができ強力だった。

 

 

サーフゴー@隠密マント

特性:黄金の体

性格:穏やか

テラスタイプ:飛行

実数値:193(244)-*-116(4)-154(4)-155(236)-107(20)

技構成:自己再生 サイコショック シャドーボール ゴールドラッシュ

 

後述する悪ウーラオスとあわせて受け系の構築に投げる。

技構成はメインウェポンのゴールドラッシュとシャドーボール、テツノドクガやハピナスに押すサイコショック、体力管理ができる自己再生。

このポケモン単体で受けループに勝つのは絶対に不可能だが、悪ウーラオスの高火力でヘイラッシャのフェアリーテラスタルを強要しながら削り、サーフゴーで居座ることでヘイラッシャに眠らせずにTODするルートを取ることで勝っており、一度も負けることがなかったので続投した。

シャドーボールサイコショックを見せた段階でゴールドラッシュを切られることが多く、最終ターンに眠るでTODを成立させにくるヘイラッシャを返り討ちにすることもあった。

キョジオーン構築に対してもこのポケモンを絡めて勝っており、ウーラオスでテラスタルを使わせたあとは基本的にこのポケモンが一貫するため2体の並びでかなり安定した。

テツノツツミにも強いが、この型だとスタンパに投げられるほどのパワーがないため、あまり投げられなかった(3敗)。

 

 

ウーラオス@拘り鉢巻

特性:不可視の拳

性格:意地っ張り

テラスタイプ:悪

実数値:175-200(252)-121(4)-*-80-149(252)

技構成:暗黒強打 インファイト 不意打ち 蜻蛉返り

 

超高火力ポケモン。構築全体のパワーを底上げしてくれる。

キョジオーン絡みにはほぼ確実に選出しており、TODを視野に入れながら暗黒強打の一貫を作る動きが非常に強力であった。

この型の強みは数的有利を強引に取ることができる点で、初手や後投げから有利対面を作れば基本相手の後投げを許さず数的有利を取ることができる。そのため、TODを濃い勝ち筋の一つとして持っている構築に組み込むと真価を発揮する型であると考えている。

「毒+拘り不意打ち」は強力であったが、s10よりケアされることが増え、以前よりは通らなくなってしまったと感じた。

 

 

 

構築の要点

・受け攻めサイクル構築()

毒を撒きながら相手を疲弊させ詰める受け→攻めの立ち回り、高火力や奇襲で1体落としてから受け回すことでTODを狙う攻め→受けの立ち回りなど自由度が高い。

 

 

・対策を跳ね返す

ドヒドイデを組み込んだ並びを誰で崩して来るのか、どのタイミングで投げて来るのかを考え、シーズンを通してそれらを跳ね返す手段を構築単位で増やし続けた。

 

 

 

重いポケモン

ステルスロック+電気テラバーストパオジアン+テツノツツミ

明確にきつかった並び。「ステルスロック+パオジアン」にはカイリューでの切り返しを狙うが、そこにテツノツツミが同居してるとかなり厳しい。

 

 

 

レギュレーションは変わりましたが、要望があったためレンタルパを公開しました。

 

 

 

最後に

約1年ぶりに最終2桁を取ることができて素直に嬉しいです。

潜る時間が十分にある且つ最終日最後まで潜れるシーズンは貴重だったので、チャンスを活かすことができてホッとしている反面、片ロム2100達成したタイミングで集中力が切れてフルパワーで潜ることができなくなってしまい少し悔しい思いもあるため、次またチャンスが回ってきたらもっと上を目指して潜り続けたいなと思います!

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

何かあればX@Aosanxdまでどうぞ